すでに成長期も過ぎた真正包茎の成人男性は、まずは包茎を治療することを真っ先に悩まれてるかと思います。
亀頭を露出させられるようになれば、性行為も不安なく出来ますし、亀頭を外部からの刺激に慣れさせることで早漏対策も出来るようになります。
真正包茎を自力で改善することが出来るのは、小中高の学生時代に迎える第二次成長期までといわれています。年齢でいうと、大体18歳前後までがリミットですね。
よって、真性包茎を自力で治すとなると、この第二次成長期が終わるまでが勝負となるでしょう。
…しかし、これはあくまでも一般論です。最近では、包茎矯正器具による自力での包茎治療も行われていますし、自力で剥く練習を続けることで包茎問題をクリアする男性も少なからず存在するようです。
自力での真正包茎治療は、100%成功するとは断言できませんが、すぐに包茎治療クリニックや泌尿器科のある病院で手術を受けるのではなく、やれることはやっておきたいところです。
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真正包茎とは?
真正包茎とは、平常時・勃起時共にペニスの亀頭が露出されない状態を指す用語です。
真正包茎ペニスの亀頭が露出できない原因は、包皮輪(※ほうひりん:皮の先っちょ。亀頭の出口。)が狭いことです。包皮輪は、ペニスの皮を限界まで剥いた時に出来る輪っかの部分を表す用語です。
真正包茎は自力で治せる?
真正包茎の解決方法は、「包皮を伸ばす・広げる」「余分な包皮をカット」の2つしかありません。自力治療の場合、前者を選択します。
真正包茎の自力治療はシンプルです。亀頭を露出する時の出口となる「包皮輪」を大きくしていくことで、無理なく皮を剥くことが出来るようになります。
「包皮輪」を大きく広げるやり方としては、ポピュラーなのがお風呂の中。熱によって包皮が柔らかくなるので、毎日少しずつ手で左右や上下に引っ張って包皮を伸ばします。
また、手で包皮を少しずつ「グッグッ」とずり下げながら、徐々に皮を剥けるように練習もします。
「お風呂場では難しい!」「チンコが痛い!」という男性は、ステロイド軟膏を利用する方が多いです。「ステロイド軟膏」は、皮膚をうすく柔らかくする効果があるとして、もともと子供の包茎治療に泌尿器科で使用されていましたが、大人にも有効な薬です。
「ステロイド軟膏」を、「包皮輪」の外側、内側に塗り込んでいき、軟膏によって滑りを良くした状態で上記と同じ運動を行います。
ただ、「ステロイド軟膏」は副作用として薬を塗布(※とふ:薬を塗ること)した箇所の免疫が下がってしまうので、細菌の繁殖しやすくなるデメリットがあります。
※もし、薬局などで自己購入して使う場合は自己責任でお願いします。どうしても不安な方は、泌尿器科で診断を受けて、医師の指導の元使用するようにしましょう。
包皮輪狭窄性(ほうひりんきょうさく)とは?
包皮輪狭窄性とは、平常時は剥けるものの、勃起時に包皮輪の広さが亀頭や陰茎の直径サイズより小さいことが原因で、皮が全部剥けない状態を表す医学用語です。
剥いた包皮が元に戻らなくなってしまう包茎は、一般的にカントン包茎と表現します。このままで放置すると、亀頭直下で圧迫されたペニスは海綿体(陰茎内部で血液が循環しているところ)に血流不良を起こし、最悪の場合は壊死に至ります。
このような事故が起こる原因は一つしかなく、包茎を早く治そうと焦って無理やり剥いてしまって戻らなくなるケースです。自力での包茎治療は、およそ1~2か月はかかるといわれているので、ゆっくりと無理せずマイペースで進めることが大切です。
真正包茎の男性が性行為中に感じる痛みの正体
すでに真正包茎の状態で性行為を経験した男性の中で、挿入した時にペニスに痛みを感じる場合があります。
これは、包皮と亀頭部分が「癒着(※ゆちゃく)」している可能性が考えられます。「癒着」とは、包皮の内側で亀頭と包皮がくっついてしまっている状態ですね。
もともと、男性は生まれた時はみんな100%包茎です。そして、身体の成長と共に亀頭と包皮の癒着が剥がれていくのですが、真正包茎の場合一度も皮を剥いた経験がないので、大人になっても残ってしまっていることがあります。
癒着の状態は、これまで述べたようなエクササイズを繰り返しながら確認するしかありません。自力で剥がせる場合もありますし、「出血を伴う」「耐え難い痛みが走る」といった状態であれば、自力での包茎治療は諦めて医師による治療を受けるしかありません。
真正包茎に関わる性病
手でいつでも亀頭を露出できる仮性包茎とは違い、真正包茎の場合は不衛生な状態であることから細菌ウィルスが繁殖しやすく、様々な性病にかかる可能性があります。
- 亀頭包皮炎…細菌の発生による包皮、亀頭の炎症
- 陰茎ガン…恥垢(※ちこう:チンカスのこと)の蓄積が原因と言われている
- カントン包茎…亀頭を露出した状態で包皮が元に戻らなくなる。血行不良によりむくみなどが起こる
早漏と包茎は関係あるの?
早漏と包茎は密接な関係にあります。
早漏の原因は、心因性の問題(過度の性的興奮や仕事のストレス過多)による自律神経の乱れによって、射精コントロールが出来なくなっているケースがほとんどですが、若年層の男性は特に、性行為の経験が少なく亀頭が外部からの刺激に対して弱いことが挙げられます。
包茎の場合、これまでずっと包皮に覆われていた状態ですから、今までは早漏じゃなかったのにムケた途端に感度が上がって早漏になってしまったという話も耳にしたことがあります。
自力でムケたなら、大多数の方が仮性包茎のペニスになっていると思います。その場合、下記の記事を参考に早漏対策に取り組んでみてください。
関連記事➡【早漏改善したい!】仮性包茎を自力で治すことは可能?
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