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早漏

早漏改善に年齢は関係ない!加齢による持続力の変化について徹底解説

早漏改善に年齢は関係ない!加齢による持続力の変化について徹底解説

「年をとるとイクまでに時間が掛かるようになる」とか「なかなか勃たなくなる」なんて話、一度は耳にしたことありますよね。

「ってことは年をとったら自然に早漏って治るのかも……?」

淡い期待を抱いてしまうその気持ち、よくわかります。

なにしろセックスの不安ってなかなか相談もできませんからね。
しかもその悩みはあなただけが抱えているわけではなく、多くの人に共通する悩み。
同じ悩みを抱える者同士、アドバイスし合うこともなかなかできません。

それでも「年をとって自然に早漏が治る」のであれば、何の問題もありません。
放っておいても年は勝手にとっていきますからね。

ですが残念ながら、年齢を重ねても早漏は治りません!
それどころか、放っておくと早漏が悪化する可能性もあるんです……。

「え、年をとると早漏って悪化するの?」
「早漏って若い人に多いんじゃないの?」

なかなか相談できない分、色々と疑問も多いかと思われますので、今日は年齢と早漏の関係について徹底解説していきます!

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そもそも早漏って何?

本題に入る前に、そもそも早漏とは何か?という前提について考えてみましょう。

結論から言うと、あなたがもし記事の冒頭からここまで読んで頂いたならば、早漏であるといえます。

  • 挿入後、1分以内に射精する
  • 射精遅延が出来ない
  • 負の影響をもたらす

引用元➡若年者で話題の射精障害

日本国内にある日本性機能学会という組織団体において、早漏の基準をこのように定義しています。

3つ目の「負をもたらす」というのは、早漏れを気にするあまりに

  1. 「早漏が理由でセックスが苦痛に感じる。相手の反応や気持ちが気になって仕方がない」
  2. 「満足感が得られないから欲求不満(※主に女性側)」

このようなケースが主ですね。
前者は男性の心境ですし、後者は女性です。

相手の反応が気になる、という男性は、自身の感触として「彼女を満足させられなかった…挿入時間が短すぎたのかな?」と不安を感じているんでしょう。

冒頭でも述べた通り、こんな風にセックスに自信が持ててない時点で、あなたは早漏であるといえます。

早漏は若年層よりも高齢層に多い!

ここから本題に入ります。
早漏は若い人に多い悩みだと思っていませんか?
年をとったら、早漏が改善すると期待しているのかもしれませんが……

早漏は、若年層よりもむしろ、高年齢層に多いことが分かっています!

日本家族計画協会が発表したジャパンセックスサーベイの中の「1回の射精までの挿入時間」が「3分以内」「10分以内」の男性の年齢別割合に注目してみます。

1回の射精までの挿入時間が3分以内

1回の射精までの挿入時間が10分以内

これらの統計データからも、歳を重ねていくにつれて、射精までにかかる時間が短くなっていることがわかります。

早漏の問題は、加齢によって改善されるケースがほぼないので、早漏の男性は早漏のままです。
加えて、歳を取るごとに早漏が酷くなることもあるので、高年齢層の男性は射精までの時間が短くなる傾向があるんですね。

年をとると早漏が悪化する!

なぜ年をとってから、早漏になってしまう人が多いのかというと……

加齢が原因で勃起力が低下するからです。

勃起力が低下すると、ペニスは刺激に対して敏感になってしまうので、早漏の原因となります。

逆に言えば、年を重ねても勃起力が低下しない、あるいはアップした男性は、感度が鈍くなりますから、早漏を改善できる可能性が出てきます。

※ネット広告などで、「ペニス増大サプリ」や「精力増大サプリ」が早漏にも効果があるといった口コミをたまに見かけますが、これらはペニスの勃起力がアップしたことで感覚が鈍化し、早漏改善に繋がったとされる一例です(※サプリ効果の真意のほどは分かりませんが…)。

だから、年をとってから新たに早漏になってしまう、あるいは早漏が悪化してしまうなんていう事態を引き起こすんですね。

「いやでも、年を取って遅漏になったって話もよく聞くんだけど…」

確かに、そういう話もありますよね。
しかし、残念ながらそのウワサが事実でないことは、論理的に説明がつきます。

勃起の維持が難しくなると、挿入前に手間取ってしまったり、挿入してから中折れしてしまったりで、射精するまでに時間が掛かるようになります。

勃起したペニスをまともにピストンできている時間は少ないにもかかわらず、射精するまでに時間がかかってしまうわけです。

男性の見栄もあるんでしょうが、フニャチン状態でセックスが長引いたからといって、早漏が改善したとはとてもいえないですよね。

(※一部抜粋)PE(※1)の約30%にEDの合併が認められ,完全な勃起の前に射精が起こる。

引用元➡http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1413103183
(※1)PE:早漏症

年を取ると怖いのがED(インポテンツ)ですが、EDの3人に一人が早漏症を併発しているといわれています。
勃起しないペニスが早漏れしやすいことは、医学的にも証明されているということです。

「年をとると早漏が治る」という期待は、残念ながら忘れてしまったほうが良いでしょう。

加齢によって持続力が低下する理由

ではなぜ、加齢によって勃起の持続力が低下するのでしょうか?
主な原因は3つです。

  • 射精管閉鎖筋が減少する。
  • PC筋が減少する。
  • テストステロン(男性ホルモン)が減少する。

うーん。見慣れない言葉ですね。
ひとつずつ丁寧に説明していきたいと思います。

射精管閉鎖筋は射精をコントロールする

射精管閉鎖筋(しゃせいかんへいさきん)とは、射精のコントロールに必要な筋肉の名称です。

射精管閉鎖筋はペニスの近くではなく、膀胱の後ろの、肛門の近く、背骨の手前辺りにある筋肉です。

その辺りに射精管というものがあって、射精管の周りにある筋肉のことを、射精管閉鎖筋と呼んでいます。

医学(解剖学)上の正式名称というものもなく、日常生活で使うことも基本的にはありません。

年をとると筋肉が衰えるっていいますよね。
普段使っている足や腕の筋肉でさえ衰えていくのに、射精以外に使うことがない射精管閉鎖筋が衰えないはずがありません。

射精管閉鎖筋が衰えていくと……

  • 意思とは無関係にチョロっと射精してしまう。
  • 精液が漏れているのに気がつかない。
  • 射精を堪えることができなくなってしまう。

このような症状が出てきます。
射精管閉鎖筋の衰えによって、射精の我慢ができなくなって、早漏が悪化してしまうのです。

PC筋が勃起維持の要

PC筋は肛門の近く、前方についている筋肉で、射精管閉鎖筋の下部に位置します。
普段は排泄(排便・排尿どちらも)のコントロールに使われている筋肉です。

排尿中に肛門にギュッと力を入れると、尿が止まったり、尿が出る量が減ったりしますよね?
その時に使っている筋肉がPC筋です。

ただし実際にPC筋を使って排尿を無理やり止めると、尿が逆流して感染症の危険性が高まるので要注意!
どうしても筋肉の動きを試したい場合は、排尿中のとき以外に試してみてください。

PC筋には排泄コントロール以外にも下記の働きがあります。

  • 体に埋もれている海綿体を外に出す。
  • ペニスに血液を送る。
  • ペニスに溜まった血液が逆流しないようにする。

またまた見慣れない言葉が出てきましたね。
海綿体というのは、スポンジ状の組織で、ペニスの大半はこの海綿体で構成されています。

PC筋が働いて海綿体に血液が大量に流れ込むことで、ペニスが大きく膨らみガチガチに硬くなるんです。
これが勃起!

PC筋は、「ペニスに集まった血液を逃がさない=勃起維持」の働きも持っています。

つまりPC筋は勃起を促して、勃起を維持するために働いている筋肉なんです。

PC筋は、排尿・排便時以外はほとんど使いませんから、筋力の低下によって持続力の低下、早漏悪化につながります。

勃起力や性欲にも影響を与えるテストステロン

テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋肉を作ったり、骨格を作ったり、体毛(ヒゲや陰毛)を増やしたりといった、いわゆる「男性らしさ」を作るホルモンです。
その上、勃起力や性欲にも影響を与えている働きものです。

(※一部抜粋)男性の場合は、30歳以降睾丸ホルモンであるテストステロンの分泌が減少し始め40歳代後半で症状が現れることがありますが、女性の場合と較べ分泌量の変化が緩やかなため老化現象の一部と認識されて気付かれないことが多いと見られます。

引用元➡https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-081.html

テストステロンが減少すると、主に下記のような症状(更年期障害)が現れます。

  • 勃起力の低下……勃起時間が短くなる。酷くなると勃起不全(ED)を引き起こす。
  • 性欲の減退……セックスをしたいと思わなくなる。セックスをしても満足感を得にくくなる。
  • 筋力の低下……射精管閉鎖筋、PC筋の減少に繋がる。
  • 睡眠障害
  • 内臓脂肪の増加(メタボリックシンドローム)

若い男性には更年期障害といわれてもピンと来ないかもしれません。

しかし残念ながら、誰もが年を取っていきます。
年を取ると、身体の機能は低下していく一方ですし、性欲が下がればますますセックスへの欲望や早漏改善への向上心もなくなってしまいます。

こうした事実からも、加齢によって早漏は改善されないということが分かって頂けるかと思います。

まとめ

  1. 早漏の定義は「射精が我慢できない、射精が早いとあなた、またはパートナーが悩んでいる状態」のこと。
  2. 若年層よりも高年齢層の方が、挿入してから射精するまでの時間が短い傾向がある。
  3. 高年齢層に早漏の傾向がみられるのは、加齢によって勃起力の低下や持続時間が短くなるため。
  4. 加齢によって勃起力の低下や持続力が低下するのは、射精管閉鎖筋とPC筋の衰えと、テストステロンの減少が原因。

「年をとれば早漏が治る」
そう思い込んで早漏を放置する危険性、おわかりいただけましたか?

本当に年をとるだけで早漏が治れば、あれこれ悩まなくてもよかったんですけど……
世の中なかなか厳しいです。

そもそも挿入してから射精するまでの時間は、20代でも60代でも3分以下の人、20分以上の人など、人それぞれですよね。
身体の差、気持ちの差、経験の差。
年齢以外の差が、早漏に影響しています。

ただ、「自然に治らないのか……」「個人差があるから仕方ない」と諦める必要はまったくありません!

大切なのは、早漏改善のために年齢以外の部分=原因をケアすること!

案ずるより産むが易し。
何事もあれこれ悩むよりも挑戦した方が、案外早く解決するものです。

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